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Well-being

ダブルバインド上司の矛盾指示に振り回されないために

taku

一人で抱え込んだ苦しみと、私なりの乗り越え方

「上司の言うことが毎回矛盾していて、どう対応しても怒られる……」
そんな経験はありませんか? 私自身、まさにダブルバインドを仕掛ける上司の下で働き、長い間悩んでいました。最初は「よくある上司の気まぐれだろう」と思っていたのですが、時間がたつにつれ、その状態が単なる気まぐれ以上に私の心を追い詰めるものだと気づかされました。

本記事では、私が実際に経験したダブルバインド上司との日々と、どのようにその難局を乗り越えたのかをご紹介します。もし今、矛盾だらけの指示に振り回されている方がいらっしゃれば、少しでも心が軽くなるきっかけになれば幸いです。

ダブルバインドとは?

ダブルバインドとは、相手に矛盾した命令を同時に、あるいは短いスパンで繰り返し与える状況を指します。受け手はどちらを選んでも批判されるため、大きなストレスを抱えることになります。たとえば、

  • 「何でも聞け」と言うのに、聞くと「自分で考えろ」と怒られる。
  • 「早く成果物を出せ」と急かされ、スピード重視で仕上げると「質が低い」と叱られる。

こんなふうに、どちらを優先しても「ダメだ」と言われる…。私も新卒で配属された部署で、このような上司に出会い、頭を悩ませる日々が続きました。

一人で抱え込んでいた頃の苦しみ

当初は、「上司も忙しいから仕方ないか」「いつか理解してもらえるのでは」と思い、じっと耐えていました。ですが次第に、

  • 上司が求めることを頑張って捉えようとしても、矛盾する要求が返る
  • どんな行動をしても怒られるため、自分の判断に自信が持てなくなる
  • 「また怒られるかも…」とビクビクして、仕事に集中できなくなる

という深刻な状態に陥りました。それでも、「上司に物申すなんて怖い」「同僚に話しても弱音を吐いているようで気が引ける」と考え、一人で抱え込んでいたんです。

結果、「私が全部悪いのかも」という思い込みが強まり、精神的にかなり追い詰められました。今思えば、孤立していたことが何よりつらかったです。自分の中で悶々と負のループに陥り、出口が見えないままどんどん消耗していきました。

どうやって乗り越えたのか

限界に近づく中で、私は次のような方法を試してみました。すぐに状況が劇的に変わったわけではありませんが、少しずつ改善の兆しが見えてきたと感じています。

1. 第三者に相談する

「上司に直接言うのは怖いけど、誰かに話を聞いてほしい…」と思い、思い切って部署の先輩に打ち明けてみました。すると先輩は、「あの上司、そういう傾向があるよね。君だけの問題じゃないんだよ」と言ってくれて、自分を客観視できるようになりました。

さらに、社外の友人や家族にも話すと「意外と似た経験をしている人がいるんだな」と気づかされ、どこか安心できたんです。一人で抱え込んでいると、どんどん思考が狭まってしまうもの。誰かに相談して視野を広げるのは、本当に大切だと実感しました。

2. 上司の上司に困っていることを伝える

どうしても改善されないなら、上司の上司や人事部など、より上位の人に状況を相談するのも一つの手です。私もあるとき、「もう自分だけじゃ無理かも」と思い切って部長に事情を伝えてみました。最初はためらいもありましたが、結果的には「そんな大変な思いしてたの? じゃあ、少し様子を見て声をかけておくよ」と言ってもらえて、上司の態度が多少マシになったんです。
直属の上司を飛び越えることに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、時には社内の仕組みや人脈を活用して、自分を守る行動を取ることが必要だと感じました。

3. 生成AIを活用して上司の指示を「具体化」する

これは最近だからこそできた方法かもしれませんが、私は**生成AI(チャットGPTなど)**も活用しています。上司の指示が曖昧だったり、矛盾しているときに、そのままAIに入力して「どう解釈すればいい?」と尋ねてみるのです。

  • たとえば「上司が“早く仕上げろ”と言っている一方で“絶対ミスはするな”と言っていて困っています」といった状況を具体的に書き出す。
  • AIが提案する対応策や考え方をざっと眺めると、自分では思いつかなかった選択肢が見えてくる。

いきなり上司に突っ込んで確認するより、AIを一枚かませてストレスを減らしつつアイデアを得る感覚ですね。私の場合、今は専用のAIツールを使っていて、上司から何か依頼があったらまずAIに入力し、出てきた回答を踏まえて行動方針を組み立てるようにしています。自分だけで悶々と考えるより、“ちゃちゃっと”ヒントを得られるのがありがたいです。
もちろんAIの答えが正解とは限りませんが、少なくとも気持ちにゆとりが生まれましたし、上司に対して「こんなふうに思うんですが、どうでしょう?」と具体的な相談もしやすくなりました。

4. 自分なりの「ぶれない軸」を持つ

上司の指示に振り回され続けると、どうしても「怒られたくない」「失敗したくない」と保身的になりがちです。そこで私は、「結局、何を大事にして仕事をするのか」という軸を明確に持つよう意識しました。

  • 「クライアントにとってベストな選択肢はどれだろう?」
  • 「プロジェクト全体のゴールは何だっけ?」

このように、上司のご機嫌や矛盾した言葉ではなく、仕事の本質に立ち返るようにすると、理不尽に叱られても以前ほど落ち込まなくなりました。少なくとも、「自分は筋の通った行動を取っている」という気持ちが持てるだけで、自信を取り戻せたのです。

まとめ:出口のない迷路から抜け出すために

もし今、ダブルバインド上司に振り回されて「もうどうしたらいいの?」と悩んでいる方がいるなら、ぜひ以下のポイントを試してみてください。

  1. 第三者に相談する:同僚、先輩、家族、友人…自分の悩みを話せる人を見つける。
  2. 上司の上司などより上位の人に相談する:どうしても改善しない場合は、自分が我慢し続けるより体制を活用する。
  3. 生成AIの活用:曖昧な指示をAIに投げて解釈や対応策のヒントを得る。ストレス軽減にも役立つ。
  4. 自分の軸を持つ:上司に何を言われてもぶれない心の拠りどころを意識する。

ダブルバインドな状態は、本当に心身を消耗させる厄介な問題です。私も何度も「もうダメだ…」と挫けそうになりましたが、こうした対策を一つひとつ試すうちに、少しずつ前向きに仕事と向き合えるようになりました。みなさんもぜひ、自分に合った方法を探りながら、今のつらい状況を変えていくきっかけをつかんでみてくださいね。

もし誰にも相談できない・相談しても解決が難しいというときは、思い切って部署異動を願い出る、転職を視野に入れるなど、自分の身を守る決断をするのも大切です。「上司の言うことが絶対」なんてことはありません。
皆さんが少しでもダブルバインドに振り回されず、ストレスの少ない職場生活を送れるよう応援しています!

ABOUT ME
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キャリアコンサルタント
はじめまして。takuです。 1991年に千葉で生まれ育ちました。 今も千葉県で家族(妻と子供と犬)で暮らしています。 会社員として働きながら、副業としてキャリアコンサルタントやブログの執筆をしています。
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