自分のペースで働く|30代から考える仕事と家庭のバランス
自分のペースで生きることの大切さ
20代の頃、僕は周りのことを気にせず、自分のペースで過ごしていました。それが普通だと思っていたし、それでうまくいっていた。でも、30代になると家庭や仕事の責任が増え、自然と周りのペースに合わせるようになりました。気がつけば、他人を優先し、自分のリズムを後回しにしていたんです。
たとえば、休むタイミングも自分の都合ではなく、みんなが休んでいるときに休む。自分が頑張りたくなくても、周りが頑張っているなら、僕もそのペースに合わせる。そうやって、気づけば他人の期待に応えることが習慣になり、自分のことは二の次になっていました。
僕がペースを取り戻した瞬間
そんな僕が自分のペースを取り戻したのは、育児休業を取ったときでした。強制的に仕事から離れて、何も考えずに、ただ家族と過ごす時間を得たんです。それはまるで大学生の夏休みのような、自由でのんびりした時間でした。
コーヒーを飲みたくなったらカフェに行き、天気が良ければ妻とドライブ。将来のことや仕事のことを考える必要もなく、ただ「今、この瞬間」を大切に過ごす日々が続きました。これまでの僕なら、「成長しなきゃ」「周りに置いていかれたらどうしよう」と焦っていたと思います。でも、その焦りはいつの間にか消えていき、ただ「今日何しようかな?」と穏やかに思えるようになっていました。
そして、気づいたんです。理想の未来を追い求めていたはずが、その幸せは実は今、目の前に広がっていたことを。
ペースを取り戻すことで感じた変化
育児休業から戻った後、仕事への考え方も変わりました。無理をして成長しようとするよりも、今の幸せを大切にしようと思うようになったんです。「ありがとう」と言ってもらえる瞬間があれば、それだけで十分だと思えるようになりました。
そんな風に、自分のペースを大切にすることで、逆に仕事での成果も上がりました。以前は、常に自分を追い込み、成長しなきゃと思っていましたが、今では「自分のペースでいい」と思えるようになりました。その結果、ミスが減り、新しい提案をする余裕も生まれました。
あなたもペースを取り戻してみませんか?
今この記事を読んでいるあなたも、きっと家族や自分の未来のために頑張っていることでしょう。土日も仕事に打ち込み、時には周りからの評価に焦ったり、期待に応えなければと感じているかもしれません。でも、少し立ち止まって考えてみてください。最近、自分が心から楽しかったことや、嬉しかったことを思い出せますか?
もし、少し疲れを感じているなら、それはあなたがたくさん頑張ってきた証拠です。無理をしないで、自分のペースで生きてみるのもいいかもしれません。自分を大切にしながら、もう少しゆっくり進んでみてはどうでしょうか?
自分のペースを大切にすること
ペースを取り戻すとは、心地よく生きるための自分だけのリズムを見つけることです。たとえば、美味しい食べ物も、食べ過ぎれば味わえなくなりますよね。仕事も同じで、毎日全力で頑張る必要はありません。時には、少し力を抜いてもいいんです。そうすることで、必要なときに頑張れるようになります。
自分のペースで生きること。それが、日々の小さな幸せを味わうための秘訣です。